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Criminology Research Center(CrimRC)

犯罪学研究センター

キャンベル共同計画ライブラリ

キャンベルライブラリについて

キャンベル(C2)ライブラリは,「社会,心理,教育,犯罪学分野実験登録データベース (C2-SPECTR)」と,「キャンベル共同計画介入・政策評価系統的レビュー登録データベース (C2-RIPE)」 の2つのデータベースからなっています。C2-SPECTRは,(おそらく)無作為化実験と思われる11,700件の研究から成っています。C2-SPECTRは定期的にアップデートされ,そこに含まれる研究は共同計画の系統的レビューの対象の候補となります。

C2-RIPEは,承認されたレビューのタイトル,プロトコル(レビュー手順),レビュー,アブストラクトから成るデータベースです。C2-RIPEは,提出された場合には,審査コメントと批判をも含みます。これらの文書は,C2の各部会において承認され次第,データベースに公表されます。C2において系統的レビューを行うには,レビューのタイトルがまず最初に承認される必要があります。現在,承認されているタイトルの一覧は,下記の「C2登録済み系統的レビュータイトル」をご覧ください。登録済みのレビューについて,さらに,承認されたプロトコル,レビュー,アブストラクト,審査コメント等の文書がある場合には,「文書参照」のリンクが貼られています。

C2-SPECTRについて

2000年12月に,UKコクランセンターはSPECTRというデータベースをキャンベル共同計画に移管しました。キャンベル共同計画はこれを直ちに補強して,C2-SPECTRと改称しました。現在,教育,社会,刑事司法分野における,12,000件に近い(おそらく)無作為化実験が含まれています。

C2-SPECTRは,C2の系統的レビューの対象とすべき研究を見つけるための,重要な情報源です。データベース中の各記録には,典拠,入手可能性に関する情報に加え,通常,抄録が含まれています。C2-SPECTRは,大量の情報を柔軟に管理することのできるソフトウェアProCite 5によって運用されており,インターネットを通じて,一般に対して無料で提供されています。

C2-SPECTRは,以下の3つの主要目標を達成するため,新たに見出された実験とアップデートされた様式の揃った抄録を加えることによって,絶えず強化されています。

  1. 無作為化に関する分類: 「無作為化と確認済み」,「おそらく無作為化」及び「非無作為化」を,明確に分類している。
  2. 広範さ:社会福祉,教育,犯罪学におけるすべての無作為化実験の,ほぼ完全なリストを含んでいる。
  3. 有用さ: それぞれの記録が,研究の主たる特徴を概略し,様式の揃った,十分な情報を含んだ抄録を含んでいる。

C2-SPECTRを維持する主たる目標は,C2の系統的レビューを行う個人に対する支援を提供することです。Randomized trials like those listed in C2-SPECTRに含まれているような無作為化実験は,政策とプログラムの効果に関する最良のエビデンスを提供します。よって,データベースは,系統歴レビューを行うために必要な情報の収集の出発点となります。

この情報は,社会・教育プログラム及び実務の効果に関心のあるすべての人々にとって役に立つと思われます。よって,キャンベル共同計画は,その入手可能性を高めるために尽力しています。

SPECTRの開発の歩みについては,下記の論文を参照してください。

Petrosino, Anthony, Robert F. Boruch, Cath Rounding, Steve McDonald & Iain Chalmers, "The Campbell Collaboration Social, Psychological, Educational and Criminological Trials Register (C2-SPECTR) to Facilitate the Preparation and Maintenance of Systematic Reviews of Social and Educational Interventions," Evaluation Research in Education 14 (2000).

We encourage and invite people to contribute entries to C2-SPECTRに実験を登録するために協力をお願いします。

C2 RIPEについて

2002年8月,C2は, C2-RIPEへのオンラインアクセスを開始しました。C2-RIPEにより,研究者,政策決定者,実務家,そして,一般市民は,レビューにアクセスし,レビューに関連した文書を入手することができます。これらの文書へのオンラインアクセスは無料です。

C2-RIPEは,それぞれのレビューについて,以下の情報をオンラインで提供しています。

  • ・タイトル
  • ・プロトコル(レビューの手順)
  • ・レビュー
  • ・抄録
  • ・コメントと批判

C2における系統的レビューは,教育,刑事司法,社会福祉,方法論のいずれかの部会にレビューのタイトルを登録することから始まります。タイトルが登録されたら,そのタイトルを承認した部会の登録タイトル一覧に掲げられます。もちろん,いくつかの学問分野にまたがるタイトルもあります。この場合,タイトルは複数の部会のもとに掲載されます。

タイトルが登録されたら,次いで,プロトコルが承認され,さらに,レビューと抄録が承認され,最後に審査コメントや批判が付け加えられます。これらの文書を見るには,リンクを通じて,Acrobat Readerを用いて,PDF形式の文書をオンラインで見たり,自分のPCにダウンロードすることができます。

登録されたタイトルの脇に「文書参照」がなければ,プロトコルの承認が済んでいない事を示しています。

C2-RIPEの最終的な目的は,誰に対しても,プロトコルやレビューを批判し,それをよくするためのコメントを行い,同時並行的に行われているレビューを重複を避けるために見つけたりすることを可能とすることです。皆さんに, C2 RIPEに含めることができるような,系統的レビューを行っていただきたいと思います。

下に掲げたレビュータイトルが,各部会によって承認済みのタイトルです。タイトルは,部会ごとに掲げられています。