2023/05/25 UPDATE
札埜 和男(文学部・准教授)
複眼的な視点から多様なメソッドを利用した法教育の理論の構築とその実践を目的として活動する。
市民向け法教育プログラムの開発のため、児童劇「カルデモンメのゆかいななかまたち」の上演や「B級法教育フェスタ」などを開催してきた。先行研究の成果を継承し、幼児・小学生、中高生などを対象とした法教育のメソッドを開拓する。本事業については、矯正・保護総合センター、一般社団法人刑事司法未来、株式会社日本評論社、株式会社TKCなどの支援を得ている。
中・高生を対象とした模擬裁判による法教育のプログラムを開発してきた。社会科ではなく国語の授業として行う模擬裁判(「文学模擬裁判」)のための教材の作成し、教員向けセミナー、模擬裁判大会を開催することを通じて法教育メソッドを普及させる。
COVID-19下の研究・教育活動を通じて顕在化したICTの研究・教育領域への実装を促進するため、ユビキタスな法教育のメソッドとコンテンツの開発を目指す新たなプロジェクトを展望する作業に着手している。
法に関する情報は、市民の財産であるとともに、民主主義の基盤である。情報公開および多様な学習機会が保障されなければならない。
龍谷大学法情報研究会、一般社団法人リーガルパーク、株式会社日本評論社、株式会社TKC、龍谷大学・矯正保護総合センター