2023/7/10 UPDATE
津島 昌弘(社会学部・教授)【 >> ユニット長インタビュー 】
本ユニットは、国際自己申告非行調査ISRD(International Self-Report Delinquency Study)の全体ミーティングに日本代表として参加するために、調査の準備と実施を行うことを目的とする。
調査研究を主体的に実施した経験や量的データ分析の経験のある若手研究者を中心メンバーに据え、ISRDJAPANプロジェクトのISRD3/4(第3回および第4回調査)の企画立案から調査の実施までを担当する。
具体的には次の3つを実施する。
① 少年非行の実態把握。適用できる犯罪学理論を同定し、政策提言を行う。② 国際調査と同一の調査票・調査方法を用いた調査を行い、日本と海外との比較を通して日本独自の特徴を理解する。③海外への発信:研究成果を国際学会において報告する。
国際比較研究プロジェクトに参画することによって、犯罪学理論の一般性と日本の特性を検証することを目指す。
日本においては市⺠の社会調査への認識および信頼が依然として低い。教育等を通じた市⺠のリサーチリテラシーの涵養とともに、統計に精通し、⼤規模標本調査を企画運営できる若⼿研究者の育成が求められる。