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Criminology Research Center(CrimRC)

犯罪学研究センター

ガイドライン

Ⅲ. プロトコルの登録

プロトコルが完成したら,担当部会の編集担当者に送付されなければならない。編集担当者がプロトコルをキャンベル共同計画の基準を満たしていると判断したら,キャンベル系統的レビューデータベースの,その部会の受け持つレビュータイトルの一覧のもとに公表される。プロトコルを公表することによって,このトピックに関心のある人々がレビューワにコンタクトしたり,同じトピックについて他の人がレビューを行うことを防いだりすることが期待される。編集担当者とレビューワは,常識的な期間内にレビューを完成させ,さらに,いったん完成させたらアップデートしていくというという強い決意がない場合には,プロトコルを公表してはならない。

Ⅳ. プロトコルの変更

一次研究のプロトコルが,不測の事態(例えば,参加者の確保,データ収集,予期せざるできごと)に対応するために変えなければいけないことがしばしばあるように,レビューのプロトコルも変更を余儀なくされることがしばしばある。あらかじめ立てたプロトコルに沿おうとするための最善の努力はしなければならないが,プロトコルを変えないことがいつも可能であるわけではないし,好ましいわけでもない。プロトコルの変更は,変更によってレビューの結果にどのような影響が出るかを理由として行われてはならない。レビューの結果に対する影響が分かっている時点で,(既に選ばれた研究を除くといった)事後的な判断を行うことはバイアスの影響を非常に受けやすく避けなければならない。原則として,可能な限り,変更がレビューの結果にもたらした影響を示すための分析が行われるべきである。

Ⅴ. プロトコルの引用

プロトコルが,完成されたレビューとなったら,レビューにおいては,このレビューが公表されたプロトコルをもとに作られたことは触れられなければならない。キャンベル共同計画では,公表後2年以内に完成しないプロトコルは,キャンベル系統的レビューデータベースから削除される。